日別アーカイブ: 2017年7月25日

行政視察

昨日24日は福島県双葉郡広野町、今日25日は福島県いわき市と行政視察に行ってまいりました。

6年前の東日本大震災および原子力災害による被害、その後の復旧・復興に向けた取り組みと現状について広野町・いわき市を訪問し、視察研修をしてまいりました。対応してくださった広野町・いわき市の皆さんに心から感謝しております。

広野町では町長、議長、副議長、足立区から派遣の宮口子ども支援課課長補佐同席のもと、復興概要の説明後、ふたば未来学園・認定こども園建設予定地・広野未来オフィス・津波の被害があった海岸線の防潮堤・防災緑地・原発災害復旧の拠点としてなったJヴィレッジスタジアム周辺を回りました。津波による被害のみならず、福島第一原発事故の収束、町民の帰町、風評被害など、様々な課題に取り組んでいる現状やご苦労がとてもよく理解できました。

いわき市では津波の被害が大きかった薄磯地区などの震災復興土地区画整理事業の概要などを現地で直接説明をしていただきました。早いところでは住宅の新築工事が始まり、通常の区画整理事業ではとても考えられない速さで進んでおります。阪神・淡路大震災の復興事業の実績もあるUR都市機構のマンパワーやノウハウが活用されたとはいえ、いわき市の行政としての取り組みに大きな驚きを感じました。

足立区でもいつ直下型地震やゲリラ豪雨などによる水害が発生するかわかりません。対策を十分にとっておかなくてはなりません。まずは命を大切にすることは言うまでもありませんが、復旧・復興の取り組みの仕方も十分に練っておくことが重要です。今回の広野町・いわき市の取り組みを足立でも強く参考にしておきたいと思いながら帰ってきました。