代表選に関して

ここ数日、いろいろな場面でお会いする方から必ずと言っていいほど
尋ねられることは、やはり民主党代表選挙のことであります。
そして、「どちらを支持しているの?」と聞かれます。また、マスコミか
らも「どちらに票を入れるのですか?」と電話がかかってきています。
私自身は、党員・サポーターの方は別にして、議員ならばすべて秘密
にしないで態度を明らかにすべきだと思います。
当然、どちらの候補者に対しても個性があり、それによって好き嫌いも
あるでしょうし、いろいろなイメージもあるでしょう。また、日本の進むべ
き道筋をどのように考えているか、そして個々の政策ごとの評価もそれ
ぞれ受け止め方がひとりひとり違うと思います。したがって、議員が「ど
ちらを支持している」と公表することによって、「ナ~ンだ。見損なった」と
か「それならもう応援しない」ということになってしまうことを恐れて、まだ
公表できない人もいると思います。実際、まだ決めかねている議員もた
くさんいることも事実ですが、選ばれて政治家になっている以上、最低
でもあと四~五日中には明らかにすべきではないでしょうか。
私は、「菅直人を支持します」。理由はたくさんあります。菅さんとは昔
から関係が近いとか、小沢さんとはほとんど話をしたことがないなどの
現実の状況としてはありますが、今回の代表選の投票意識にはほと
んど考慮していません。
まずは、どちらが総理に相応しいか。そして、何をめざしていこうとする
のか。そのための手法はどのようにしていくのか。これらを充分検討し
た上で、私は結論を出した次第です。
もちろん、同様の各根拠を検討しても、私と逆に小沢さんという選択を
する方もいても当然でしょう。考え方や分析などが根本的に違えば、
そうなっても仕方ありません。そして、昨日なども私に対し「何を考えて
いるんだ」とか「まったく理解できていない」などと責める方もいらっしゃ
いました(私の支持者ではありませんが)。反論をしても、当然聞く耳は
持ってはいただけませんでしたが、政治と言うのはもともとそういうもの
ですから全然気にしていません。
なぜなら、私もその方々からの意見に対し、聞く耳は持っていませんの
で・・・・。政治家に信念が無くなれば終わりですし、それで次の選挙に
もし落選したとしても、決して後悔はしないものです。
検討した内容などは別の機会に改めてしようと思いますが、別の観点
からとても重要なことだと思っていることがあります。
それは、今回の代表選挙は、『民主党が問われている』ことに尽きるの
だと理解しています。言うまでもなく、今回の選挙は民主党所属の国会
議員、地方議員、党員、サポーターしか投票できず、にもかかわらず日
本の総理大臣が決まります。鳩山さんが、お辞めになった後も、確かに
国会議員だけで菅さんを総理にしたことも事実です。しかし、緊急的には
止むを得ないことだったと思いますし、制度として参議院選挙という、結
果につきましてはいろいろな見方がありますが、ひとつの国民の審判を
受けました。
しかし、今回は412人の民主党国会議員と2382人の地方議員と34万人
強の党員・サポーターで総理が決まります。したがって、今回の代表選は、
日本の全国民から、どのような結果を出すのか。『政権交代後の一年と
今現在の民主党が問われている』のであります。そして、特に国会議員、
地方議員は大きな責任を持っているわけで、結果如何によって信頼を得
られるのか、失うのか、とても重大な局面を向かえているのであります。
ぜひ、どちらを支持しているのか、自分の周りの議員に積極的に問いか
けてみてはどうでしょうか。