日別アーカイブ: 2009年11月25日

景気対策と緊急融資

残念ながら、わが国の経済は大変な時期に突入したと言っても過言
ではありません。会計事務所の一員として、日々の中小企業の実態
を見ていると、ここ十数年来で一番厳しいとつくづく感じます。
A社では売上が一ヶ月で十万円そこそこ(必要経費を差し引く前です)
しかありません。B社では社長の給料を月額五万円にしました。今、
本当に景気を何とかしないと日本が駄目になってしまうのではと強く
危機感を持っています。
また、今の高校三年生や大学四年生らの就職活動が相当厳しいこと
は、新聞やテレビの報道だけでなく、実際の当事者からの声として届
けられています。「どこか就職先ありませんか」と相談を受けています。
今日はある女性側からですが「結婚相手として良い人いませんか」と
の問い合わせもありました。収入が安定せずに所帯を持てそうな男性
が周囲を見ても少なくなっているのが現実のようです。
実際、安定的な収入が見込めない為、恋人がいてもなかなか結婚を
申し込めないと言う男性も増えています。
また、今日は緊急融資の相談を受けました。年末に向かい、年が越
せるか不安一杯とのことです。既に大きな借金があるそうですが、さら
に新たな借金が出来るかどうか。また、出来たとしても、今から手続き
をして年内に融資が受けられるかどうか・・・・と心配されていました。
資料を取り寄せて、説明をさせていただきました。私が今の段階でで
きることはその程度しかなく、とても残念でなりません。
政権交代してから二ヶ月ですが、政府として景気対策を大胆に行って
ほしいものです。従来の無駄な公共工事ではなく、より多くの人が良か
ったと思える政策を早急に打ち出していただきたいと思っています。
いや、一緒に行動を共にしてきた我が党の内閣ですので、必ずや打ち
出してくれるものと信じております。「国債の大幅発行をしてでも今の
経済を立て直すべきだ」との声もあります。国民がどこまで許容範囲を
広げて下さるかどうか不確定で悩みも多いと思いますが、説明責任を
充分に果たして真剣に取り組んでいけば、多くの国民は任せてくれる
のではないでしょうか。
私も、足立区議会の一員として、足立区で今後どのような景気対策が
可能なのか、さらに研究をしてまいります。