日別アーカイブ: 2007年6月4日

新区長誕生

6月3日、区長選挙が行われました。私たち民主党が推薦した近藤
やよいさんが、区長に当選をいたしました。10年前の共産党区政を
経験している私達にとっても、今回の結果に正直ほっとしています。
なぜなら、10年前の共産党区政は、言葉では盛んに「区民の暮らし」
の重要さを訴えていましたが、実のところは区民と言っても自分の支
援している区民・団体、そして党本部の方しか見ていなかったと言って
も異論を唱える人はまずいないでしょう。今回もかなり色を消して、あえ
て党の推薦を受けてはいませんでしたが、実態は依然として何も変わ
りません。
一方、近藤やよいさんは確かに自民党の都議でしたし、今回自民・
公明・民主の三党の推薦も受けました。故に旗色が鮮明との声もあり
ました。しかし、近藤やよいさんは、区長の立場と言うものをよく理解
していらっしゃる方で、推薦を受けたからと言って三党の支援者だけを
見るのではなく、選挙に行かなかったか、または行けなかった区民
(実際はこちらの方が多いのですが)や、そして投票権の無い未成年
を含めた64万人の区民全体を見て政治を行える方と私は確信してい
ます。
「国政では、民主党は自民・公明と対決しているのになぜ?」と多く
聞かれました。確かに政党としては民主党独自の区長候補を立てる
ことをめざすべきでしょう。しかし、結果として立てることが出来ない以
上、ご批判は甘んじて受けなくてはなりませんし、同時に民主党の一
区議として心よりお詫びするものであります。
ただ、だからと言って、区長選に対して何も意見も発信しなくてもよい
と言うわけにはなりません。民主党がどうのということではなく、64万
人の区民にとって何が大切なのか、私達は今何をすべきかという観点
からひとつの結論を出すべきであると思い、自分の信念に基づいて今
回近藤さんを応援をした次第です。
しかし、議会は行政のチェック機関である以上、推薦をしたからと言っ
てすべて無条件で何も意見を言わないなどであってはならない事は言
うまでもありません。
したがって、区民のためになると判断するものには当然全面協力をしま
すが、常に厳しい目でチェックし、万一区民のためにならないと判断する
時はしっかりと追及していくつもりです。